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2012年06月30日

総合こども園から認定こども園拡充へ

もうすぐ7月、いよいよ夏本番ですね。

そういえば、民主党政権は「総合こども園」法案を取り下げ、
自公民三党合意のもと「認定こども園」拡充法案を提出し、
6月26日の衆議院でこの法案が可決されましたね。

何が違い、何が変わるのか、???の方も多いはずです。


もともと認定こども園は、幼稚園が文科省、保育園が厚労省の所轄ながら、
それを一元化するために、自公政権下で制度上、無理を承知でつくられた経緯があります。
言ってみれば、幼保一元化のモデルケースというような感じでしょうか。

「すべての子どもたちの最善の利益」という制度理念は本当にすばらしく、
私も大いに共感するのですが、
その仕組みは二重行政の最たるものであり、経理の複雑さには閉口してしまいます。

それに加えて、認定を受けるためには、幼保のカリキュラムを統合させた保育計画を立て、
幼保双方の施設基準や人員配置を満たさないといけませんから、ハードルも高く、
その難しさゆえ、日田はともかく、全国では数が伸び悩んでいました。


民主党は、その問題点を解消するため、

①財源の内閣府に集め一本化を図ること (これはたいへんありがたい)、

②設置基準を満たした施設すべてが総合こども園に指定し、
保育園は10年間で原則的にすべてこども園に移行させ、幼稚園も希望する園は移行させ、
幼保のほとんどを総合こども園化すること (これは個人的には賛成)、

③株式会社等の民間参入を認めること (これはさすがに反対)

などを柱として、総合こども園を創設しようとしたわけです。

しかし自公は、②③については当初より反対を唱えており、
三党合意でなければ、税の一体改革が進まないことから、
民主党が譲歩し、今回の認定こども園拡充案で決着したわけです。

認定こども園が拡充されるのであれば、
これから認定こども園のすそ野を広げるための振興策も想定されますので、
月隈こども園にとっては、今回の流れは悪くないのではと思っています。

今後出てくる具体的な中身を楽しみに待ちましょう。


何はさておき、政治に振り回されることなく、
きちんとした保育理念を掲げて、子どもたちとともに歩みを進めていきたい。

これが一番大切だと思っていますから、皆様どうぞご安心ください。  


Posted by キラリちゃん at 07:07園長のつぶやき